組織

スポーツから学ぶリーダーシップ!

団体競技のスポートは自分が経験していないポジションのメンバーが何を考えているかを理解しないといいプレーはできないし、思っていることを言い合える心理的安全性が絶対に必要 です。

ビジネス界での マネジメントで重要なのは、 上司自身が「何のためにこの会社で働いていて、どんな世界を作っていきたいか、どんな部署にしていきたいか」を自分自身の言葉で語れているかどうか。 自分の軸は何か、何を大事にしているかを常日頃から考え、「今の自分はこれを信じていて、こういうことをやっていきたい」と言える状態にして、常に行動の軸を持っておくべき。そこに心理的安全性が上乗せされれば、すごく組織としていいチームになると思います。

リーダーは自身の失敗を隠さないようにしていくことが重要。「失敗は悪いことではない」と認識できると一皮剥けて、人生の見つめ方や仕事の向き合い方も変わってきます。 リーダーが失敗を明らかにすることで「失敗しても大丈夫なんだ」と思え、メンバーも素直に「失敗した」と言えるようになります。そうしたら、失敗から学んで強くなろうとするメンタリティが育っていくのです。

リーダーシップを持つにあたり、 「成功」と「成長」は違う と理解するのも大切です。コロナ禍などで先が見えない時代になっていることもあり、簡単に成功をおさめることはできません。そんな中で成功だけをゴールにすると「勝てなかったからダメだ」というように、失敗だらけになってしまいます。  例え勝てなかったとしても、これまでできなかったことができるようになっていればダメではない。 そういう目線でメンバーを見てマネジメントするのが、健全なリーダーシップではなのです。

「ベストを尽くして失敗したなら仕方ない」

後悔があるなら100%を出し切れなかったということだから、どうしてやり切れなかったのかを考える。 その失敗から何を学んで成長するか、ブラッシュアップしていくかが一番大事です。         リーダーはメンバーの能力を100%引き出せるとは限りません。でも 「人として成長させる」ことはできると思います。 これは、スポーツのみならずビジネスでも同じことが言えると思っています。   人には能力の差がありますから、例えば営業が全員売上目標を100%達成できるとは限りません。でも、能力の差は完全に埋められないとしても、熱意の差は見てあげるべきです。メンバーを管理するにあたり、プロセスを一つひとつ積み上げた成果として目標達成できるという道筋を見せて、その過程でメンバーを意識していけば 、スポーツ界もビジネス社会も変わってくるのではないでしょうか。     リーダーがどういう方向性で向き合うか、いかにメンバーの良さや個性を引き出して寄り添えるかが、大事なのではないでしょうか。

スポーツから学ぶ組織

スポーツにおいて役割や立ち位置などがあります。

野球で例えたるならポジションがあり、打順があります。 ポジションごとに役割があり、打順ごとにも役割があります。 サッカーではMFの選手がDFに回ったり、FWに入ったりと勝つための戦術として役回りしていきます。組織のトップは勝つために最善な役割を考え、構成する必要があります。 個人の特徴を知り、特性を活かし、活躍できる環境を提供する。 アスリートはチームの中で自分の立ち位置を理解した上でなにをすべきか、どういう選手になればチームに貢献できるか考えてトレーニングに取り組んできたはずです。その思考のなかで試合にでていない人も役割を見つけて貢献する。よくスポーツで見る光景です。 そして、勝つという同じベクトルに向いているのがチームです。 これは会社という組織においても同様だと思います。 個人が自分の立ち位置、役割を理解した上で行動していかないとうまく業務に取り組むことが難しくなりチームとして運用していくことが困難になっていきます。 立ち位置を理解しないで自分の主張ばかりだとまわりからは評価されません。

組織のトップは個人の力を発揮できる役割を考え構成し、個人は立ち位置、役割など考え、そのポジションで最善を尽くす。互いに意見交換などすることにより、新たなイノベーションが起き、チームとして循環していきます。スポーツチームも会社の組織も近しい関係にあるといえるでしょう。

優秀なトップは結果ヲ出せる組織構成に卓越しています。プレーヤーは自分のポジションでやるべきことを理解して結果を出し貢献することができる。一流のマインドだと思います。