志望動機は、就職や転職の際に、なぜその企業や職種を志望するのかを伝えるための重要な書類です。説得力のある志望動機を作成することで、面接官に好印象を与え、内定獲得に繋げることができます。志望動機を構成するときに重要なのは、採用担当者が志望動機を読んだ際に”なるほど”と納得できる「具体性」と「必然性」です。書き出しから結びまで、この2つを意識して作成しましょう。
志望動機を通して企業が知りたいことは2つ
そもそも、企業は志望動機を通して何を知りたいのだと思いますか?企業の真意を知ることは、どんなポイントを意識して伝えれば良いかのヒントになります。
これから具体的に紹介していきましょう。
仕事選びの軸が自社とマッチしているかどうか
企業は、自らの価値観に基づいて企業選びをしているのか、どんな志向で企業を選んでいるのか、などといった「あなたの仕事選びの軸」を知りたいようです。その仕事選びの軸が、自社に合致しているから志望した、と説明されていると説得力が増します。
どのような点があなたの仕事選びの軸とマッチしているか具体的に伝えるようにしましょう。
本気度の高さ、やる気の強さ
自社に対する学生の「本気度」「やる気」を見たいという意図もあるようです。上記で紹介したように、自分自身と企業がどのような点でマッチしているのか伝え、その上で「本気度」「やる気」を伝えるようにしましょう。
入社したらどんなことに挑戦したいのか、どのようなことができると思うか、といったことを具体的に伝えることで、「本気度」や「やる気」が相手に伝わりやすくなるでしょう。
志望動機をわかりやすく伝えるために、4ステップを意識しよう
次は、志望動機をわかりやすく伝えるための組み立て方を紹介します。
ステップ1. 企業のどこに魅力を感じているのか、最初の一文で簡潔に語る
わかりやすく相手に伝えるためには、まずは端的に結論を伝えることが大切になります。その企業のどこに魅力を感じたのか、志望した理由を最初の一文で簡潔に伝えましょう。
ステップ2. そう考えている根拠を、自身の価値観を交えて説明する
次に、魅力を感じた理由・根拠を伝えることで説得力のある志望動機になります。その際、「仕事選びの軸」として大切にしている自分の価値観とその企業との接点を、「魅力を感じたポイント・理由」として伝えることができれば、自分ならではの志望動機になるでしょう。
ステップ3. 具体的なエピソードの盛り込み
志望動機をより説得力のあるものにするために、具体的なエピソードを盛り込みましょう。過去の経験や学生時代に力を入れたことなどを例に、自分がどのように目標を達成してきたのかをアピールすることができます。
ステップ4. 入社後、どのように活躍できるのかを書き入れ、全体をまとめる
その上で、「入社したらどんなことに挑戦したいのか、どのような強みが仕事で生かせるのか」を伝え、全体をまとめましょう。そうすることで、あなたの「やる気」が伝わるとともに、企業側があなたと一緒に働くイメージを持ちやすくなるでしょう。
まとめ
今回は、書き方のポイントから、思いつくためのコツまで、志望動機の作成について解説してきました。志望動機は、企業が選考を通すかを判断するうえで、大きな役割を担っています。採用担当者にできるだけ好印象持ってもらえるよう、今回の内容を参考に志望動機を作成しましょう。